NCLでZoomを使ったオンラインカンファレンス開催しました

※本記事は2020年5月26日にnoteで公開した記事を再編集の上公開したものです

現在お仕事しているNCLで、こんなオンラインイベントを開催しました。

ウィズ・コロナ時代の「移動」〜4人の越境人と考える「ポスト多拠点生活」〜 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0A7Jez80268

NCLでお仕事してみて数ヶ月、プロジェクト的には面白いこといろいろやっている一方で、地方創生系での知名度は高いもののそれ以外の分野ではもっと知られていいはず、というPR施策の必要性を感じたのが1つ。

あと、新型コロナウイルスの影響で在宅人口が増え、オンライン飲み会を初めとしたオンラインイベントが流行する一方、6月には緊急事態宣言も解除されて外出が増え始めるだろう、その頃になるとオンラインイベントの参加率が下がる可能性があるかもしれない、という状況判断を踏まえて、5月中に何かしらオンラインでNCLの立ち位置を示すイベントやりましょう、と提案したのがGW明けくらいのこと。

ちょうど別のチームでもオンラインイベントやろうという話が上がっていたので、時間もないし合流しましょうということで5月末のイベント企画がスタート。プランニングとかはお任せしつつ、イベントのコンセプトや文面でのミーティングであれこれ意見出しつつ、昔取った杵柄であるリリースと配信周りに注力しました。

配信については複数の登壇者がさまざまな地点から参加する、ということでZoom一択。Zoomの有料プランはそのままYouTubeに配信できる機能があるのでとても手軽でした。

ただ、このイベントの直前にZoomで障害が起きたこともあり、万が一のバックアップ体制は整えておかないとな、ということでいろいろとサービスも策したのですがこれが意外と難しい。

単にビデオ会議サービスの映像を配信するだけなら、好きなサービスを使ってその映像を配信すればいいだけなのですが、今回悩んだのは「登壇者以外の参加者が非表示にできるか」ということ。Zoomの場合、「ビデオをオンにしていない人はYouTubeで表示しない」という機能があるんですよね。

実は今回の配信も、登壇者以外にオペレーターで何名かがZoomに参加してたのですが、ビデオをオフにしていたので視聴者にはまったく気が付かれないステルス状態でした。オンラインイベントの場合、ホストがネット回線不安定で落ちてしまうなんて事態も想定できるので、できるだけバックアップとしても複数のメンバーが入っておきたい。

話戻ってZoom以外だと「任意の人を非表示にする」という機能が意外とない。せめてオペレーター1名だけでも非表示にできないかな……、という目的で探した結果、Facebook Messengerだと「話者の画面を小さくする」機能があり、自分のカメラをオフにすれば存在はほぼ隠せそう、ということで、万が一のバックアップ先はFacebookに決まり。

バックアップ時の配信体制は最近入手したばかりのAtem Mini Proを使い、PCの画面を拡張してAtemに入力、そこにFacebookの画面をフルスクリーンで表示しつつ、PCの通知音が入らないようWindows 10の集中モードをオンにして設定完了。結果として使わなかった環境なんだけど、スイッチャーを介した方が画面切り替えやロゴ表示などいろいろできることが増えるので、今度どこかの機会ではやってみたい。

当日はZoomが落ちないことだけを心配しつつ、事前設定してあったYouTubeの設定をモデレーターに共有し、配信が無事スタートしたのを見たらあとはただイベントを見守るだけ。無事に配信終了した後、「アーカイブの冒頭がなぜか切れている!」という連絡があったんだけど、YouTube Liveの配信終了直後は終わりの2時間しか表示できないらしい。数十分ほど経ったら無事にフルサイズで視聴できるようになりました。

Youtube Liveのアーカイブが2時間しか見れない場合の対処法は? | Aprico
https://aprico-media.com/posts/4859

イベント自体はこのタイミングなので参加者もある程度見込めるかな、という目論見があったのですが、申込者数はまさかの587。当日も同時視聴者数が400をキープし続けていて離脱率も低く、熱量の高いイベントでした。

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当日は企画メンバーのアイディアで、Discordに専用チャットを立ちあげて参加者の意見を募る場に。イベントが始まったばかりのタイミングではなかなか動きが鈍かったものの、後半に入ると参加者も慣れてきたのか投稿数も増え始めていい流れでした。

NCLのオンラインイベントはこれで終わらず今後も定期的に実施していく予定なので、Discordのようなコミュニケーションの場がイベントとイベントをつなぐ役割としては効果的に働きそう。初回についてはタイミングとテーマが非常によかったこともあり毎回このくらいの規模になるかはわかりませんが、視聴者数よりは中身にこだわったイベント実施していきたいと思います。

個人的にはやはり配信周りのレベルを上げたいところ。ZoomからのYouTubeは楽は楽なんだけどもうちょっといろいろ試していきたいですね。

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